性感染症の肝炎とクラミジアの特徴

すでに立派な成人でありながら、性感染症の知識がまったくない人もいますが、それはとても危険なことです。
なぜなら、性感染症には種々のものがありますが、なかには治療を放置することで重大な疾患を招いてしまうものもあるからです。
一方で早めに対処すれば大事に至らずにすむものもありますので、この点を考慮して、誰もが性感染症の知識をあらかじめもっておくことが大切です。
ここでは、肝炎とクラミジアを例に考えていきます。
肝炎といえば、B型肝炎やC型肝炎を想像するかもしれませんが、まさしくそれらこそが性感染症としての肝炎の実態です。
肝炎で覚えておきたいのは、B型とC型でそれぞれ症状の現れ方が違うこと、また治療を放置した場合の結果も異なることです。
まず症状については、B型の場合は、黄疸、倦怠感、食欲不振、微熱などが出ます。
体を安静にしていればやがては自然治癒しますが、たまに症状が悪化することもあります。
ただし基本的には、放置してもそれほど重大な病気に発展することはありません。
一方C型のほうは、症状として風邪のような発熱、食欲不振、だるさなどが現れます。
こちらも安静第一ですが、病状によって抗ウイルス剤を投入したり、食事療法を行うこともあります。
治療を放置すれば慢性化する可能性があり、さらに肝癌や肝硬変に至る可能性があります。
さて、今度はクラミジアを見ていきましょう。
こちらは、クラミジアという原因菌に感染することによって起こされる性感染症です。
感染すると男性の場合は、血清液症、前立腺炎、精巣上体炎、女性は骨盤腹膜炎、肝周囲炎、卵管炎などが現れます。
治療はもっぱら抗生剤の投与が行われ、これを1日~1週間程度続けます。